2012.10.17-10.31
Tina-B Festival, Kurementinum, Prague, Czeck Republic
title : Simultaneous positioning – 子午線に沿って
Klementinumは、元イエズス会の居住地にある複合建築。現在、国立図書館になっている。その建物の中に16世紀の天文台がある。天文台の構造自体が観測装置になっており、壁に空いたピンホールと正確に張られた糸が子午線を示し、そこを通過する太陽の光を観察してプラハの街に鐘で時を知らせたという。
展示は、そのピンホール直下の芝生上を選択。子午線の方位と合わせるように二つの椅子を向かい合わせ、水平に黒いロープを渡す。同じく垂直方向に傘を上下に向かい合わせて吊るす。中間の地球儀はプラハの位置が真上を向いており、まさしくここが、変換されたスケール感(地球・現実の身体・地球儀)をともなって「私たちの居場所」として暗示される。